「テレビと違うね」には絶対にしたくなかった
−まず、映画化が決定したときはどんなお気持ちでしたか?
「待望しすぎていたので(笑)。スタッフも含めみんなで士気が上がって『やるぞ!』という気持ちでしたね。5年間やってきたひとつの節目としても、すごく良いタイミングだなと」
−撮影の際、テレビシリーズとの意識の違いはありましたか?
「スタッフも全員同じですし、意識の部分はまったく変えずに臨みました。『テレビと違って期待ハズレだね』という作品には絶対にしたくなかったので、テレビと同じくドキュメンタリー感を大事に撮影していました」
−なるほど。とはいえ、今作では夏帆さんや宇津井健さん、カンニング竹山さんといった新たな面々も加わり…。
「そうですね。テレビで描けなかった部分を描けたので、そのあたりは映画ならではの魅力だと思います」
料理はリフレッシュできる、一番のストレス発散法です
−撮影中、ロケ先の食材を使った料理でおもてなしされたそうですね。
「滋賀県で撮影したんですが、地元の方々が近江牛を差し入れしてくださったんです。やっぱり食事は大事。なぜか日本のドラマの現場は、食べる時間も惜しんで仕事することが美徳とされていますが、このチームは決められた時間で仕事も食事もしっかりする。日中のシーンが多いこともあって、日が沈んだら『ご飯にしよう』と、撮影は終えます。急いでお弁当を食べるだけでは、良いパフォーマンスも発揮できないし、集中力も続かないですから」
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