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やぎら・ゆうや/1990年、東京都生まれ。
2002年に映画『誰も知らない』の主役に抜擢され、
第57回カンヌ国際映画祭では史上最年少で
男優賞を受賞。
近年では俳優業にとどまらず、舞台出演や声優、
小説の原案を務めるなど多彩に活躍している。
「原爆という事実に対してどう思うかが大事」
−できあがりをご覧になってみて、いかがでしたか?
「戦争によってできてしまった傷跡は、僕たちの世代や下の世代も忘れてはいけないなと強く感じました」
−原爆というデリケートなテーマの作品で、勇一という役を演じるにあたり、どんなことを思いましたか?
「僕自身、原爆について、あらためて考えるきっかけになりましたね。現場で勉強になったこともありますし」
−では、特に印象的なシーンは?
「勇一が後半になって心に抱えていた感情を爆発させてしまうシーンですね。爆発させたいと思う気持ちに共感できたので、印象に残っています。
この作品は、長崎の人に限らず、若い世代の人にも観てもらいたいですね。事実に対して、どう思うかが大事だと思うんです。もちろん作品として楽しんでほしいとも思っているんですが、原爆について深く考えるきっかけになってくれたらうれしいです」
「冷蔵庫にある食材で効率良く作れる人に憧れる」
−ここからは、料理についてお伺いします。普段、料理はされます?
「たまにですね。まずレシピの本を買いに行くところから始めます(笑)」
−作ってみたい料理はありますか?
「和食をサラッと作れるようになりたいですね。あと、冷蔵庫に入っている材料でしっかり効率良く作れる人になりたい…という気持ちはあるんですが、今はまだ俳優の仕事でいっぱいいっぱいですね(苦笑)」
−最近作った料理は何ですか?
「この前は、豚の角煮を作りました。あと、温野菜をよく作って食べます」
−和食がお好きなんですね。
「最近、胃にやさしい料理が気になるんです(笑)。でも、基本的に肉が好きなので、食べるものが全然なくて。胃にやさしい食材を選ぶことから始めないと!と思っています(笑)」
−(笑)。では、女性に作ってもらえたらグッとくるメニューは?
「肉じゃがですね。ベタですけど(笑)。7月のメニューの中だと…ハワイアン(『おうちでハワイアンブランチ』)いいですね! ハワイアンも、よく外食に行くくらい大好きなんです」
戦後70年近く経った長崎で暮らす、原爆を体験した人とその子ども、孫たち。
それぞれの世代が考える原爆という過去や現在の葛藤、未来にかける想いを丁寧に
描き出す。

監督:日向寺太郎/出演:北乃きい、稲森いずみ、柳楽優弥、ほか/
7月20日(土)より全国公開

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