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あべ・さだを/1970年、千葉県生まれ。
舞台、映画、ドラマ出演のほか、
バンド・グループ魂のボーカル"破壊"としても
活躍中。近年の主な出演作に、
映画『夢売るふたり』、大河ドラマ『平清盛』、
CM「コイケヤポテトチップス」などがある。
「ただ泣けるだけじゃない、パワーをもらえる作品」
−実話の映画化ということで、実在する木村秋則さんを演じることへのプレッシャーはなかったですか?
「実在する方を演じるのは初めてなので、プレッシャーはありました。でも、映画で描くのは誰にも知られていないときの木村さん。"今"の木村さんを 意識しなくてもいいと、監督とも話していたんです」
−今作は、青森が舞台。津軽弁のセリフには苦労されませんでした?
「あまり辛いとは思わないんですよね。役者って、それが楽しくてやっているようなところもあるから。普段しゃべらない言葉をしゃべるとか、面白いじゃないですか。僕は人と話すことも好きだから、現地のトーンやリズムは地元の人と話すことで覚えました」
−ほかの作品でも、そうやって現地の方とコミュニケーションを?
「はい。地元のこと、知りたいんですよね。そこに住んでいる人を演じているわけなので。だから、いつもロケのときには、スーパーとか絶対行きます。惣菜コーナーで『あ、東京と違う』と思うだけで、現地の人になった風になるんです(笑)」
−(笑)。では今作の見どころ・魅力はどんな部分でしょう。
「夫婦や家族で支え合うってイイなぁって思ってもらえると思います。ただ泣けるってだけでなく、観たあとにパワーをもらえるような作品です」
「失敗した話を聞いて、好きになっちゃうかも」
−阿部さん、お料理はされます?
「たまに、気付いたときに作りますよ」
−6月のメニューで、気になる・食べたいものはありますか?
「ガパオ(スパイシータイ料理)ですね。『今食べたい』っていうのもありますが、ナンプラーが好きなんです」
−彼や家族に作ってあげたいという生徒さんが多いのですが、料理ができる女性はいかがですか?
「作ってあげたいって思うことはイイですよね。…どれくらいこっそり失敗しているんですかね?(笑)」
−どうでしょう(笑)。
「実は、何回か作ったけど失敗して出してなかったみたいな。それを聞いて好きになっちゃうかもしれません」
実在するリンゴ農家・木村秋則の実話を完全映画化。
壮絶な辛苦の果てに"絶対不可能"
と言われたリンゴの無農薬栽培を世界で初めて成功させた男と家族の物語。

監督;中村義洋/出演:阿部サダヲ、菅野美穂、ほか/6月8日(土)より公開

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