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おおさわ・たかお/1968年、東京都生まれ。
現在は、映画を中心に、ドラマ・舞台で活躍。
近年の主な作品に映画『FLOWERS-フラワーズ』、
『桜田門外ノ変』、『終の信託』、『ストロベリーナイト』、
ドラマ『JIN - 仁 -』などがある。
三池監督と一緒に作れて本当によかった
−最初、出演オファーを受けた時は、どう感じられましたか?
「実は今作の話をいただく前から、木内一裕さんの原作は読んでいたんです。その時は、きっとハリウッドじゃないと映画化はできないだろうなと思っていました。
ところが、日本でこの作品にトライするという。『すごいな』と思いましたね。それが最初の印象です」
−今作はスケールの大きなアクションがあって、起承転結もはっきりしていて、とてもエンターテインメント性の高い作品である一方、観客に突きつけるテーマには非常に深いものがありますよね。
「すごく挑戦的な作品だと思う。わかりやすそうで、すごく難しいテーマを最後に突きつけるし。
でも、作品を観ながら、主人公たちと一緒に日本中を旅しているような気持ちになれたんですよね。
本当にいろんな要素が入った作品だと思います」
−ある意味、現在の日本映画に対するカウンター、アンチテーゼでも?
「その通りではありますけど、やっぱり最終的にはお客さんに喜んでほしくてやっているので。
だから、こういう作品に参加できた喜びも大きいですけど、正直、どう受け止めてもらえるのか不安もあります。向かい風の中を突っ込んで行ったような作品を(笑)、三池さんと一緒に作れて本当によかったです」
心になにかが引っかかり残ってほしい
−原作とは異なるラストシーンについて、どのように感じましたか?
「一言で言うなら、あのシーンは"希望"だと思います。
人生っていうのは、次の世代に何かを繋いでいくことだと思うんです。
自分たちが生きているのはこんな世の中だったけど、次の、またその次の世代には希望があってほしい。だからみんな懸命に生きるんだと思うんです。
あのラストシーンもそうですし、この作品にはイエス/ノーでは測りきれない、いろんなメッセージが込められているので、心になにかが引っかかって、なにかが残ってくれれば、それだけで本当に嬉しいです」
 
「この男を10億円で殺してください」
−国中から狙われる凶悪犯を守るSPの苦悩を、圧倒的なリアリティとスピード感で描く。

監督:三池崇史/出演:大沢たかお、松嶋奈々子、藤原竜也、ほか
4月26日(金)より全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画

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